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小林よしのり
2023.9.3 08:44日々の出来事

何が江戸時代から続く文化・感性なのか?

「火事と喧嘩は江戸の華」は日本の江戸時代の文化だが、
インドでは通じなかった。
インド版アニメ『おぼっちゃまくん』で初めて
不可が出た。
火事を野次馬で見に行くこと、火事の現場で人を
救うことは、ヒーローにはならない。
子供がマネしたら危ないということでボツになった。

すでに文庫『おぼっちゃまくん』6巻で発表された
シーンなのだが、インドではタブーだった。
このシーンは作品のクライマックスなので、
作品全体をボツにするか?
クライマックスの変更が可能か?大問題だ。

だが、昨夜考えて、すでに突破口は見つけた。
明日、シナリオを修正する。

江戸時代の文化だが、現代に至るまで日本人の感性として、
連続している事象はある。

江戸時代は陰間(12才〜17才がメイン)という男色文化が
あったが、現代ではその残滓がジャニーズ文化で
花開いた。

今の男性アイドルは益々、陰間化(女性化)している。

何が江戸時代から続く文化・感性か?
何がキリスト教に洗脳された文化・感性か?
それを見分けなけば、将来に適応できる日本の
法感覚にはならない。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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